富士の裾野より荒ぶる神がやってきて悪鬼邪気をたちどころに討ち祓う!
古来、神の通った足跡と信じられてきた御神渡り(おみわたり)。氷をバリバリと踏み砕き霊峰より向かい来る荒ぶる神の威光の前では悪鬼や邪気も恐れおののいて立ち退き、もし歯向かうものがあればたちどころにその神威で討ち祓うとされます。目にすることができれば、それだけで幸運が授かるという氷の芸術の向こうに霊峰富士が聳えるという絶景を切り取った『奇跡の写真 〜御神渡り富士〜』。ご自宅に飾ることで貴家の厄除け、守護繁栄の願いを叶えてくれることでしょう。
霊峰に棲む荒ぶる神が氷を踏みしめ迫ってくる姿がレンズ越しに浮ぶ刹那、シャッターを切った… 秋元 隆良

御神渡りは、湖の前面が凍結し氷の膨張収縮が繰り返されることで起こる世界的にも珍しい自然現象です。日本では諏訪湖や屈斜路湖で見られますが、気温や水温、水質、天候、地形など諸々の条件が揃わないと発生しないうえ、近年は地球温暖化の影響でなかなか見ることができません。
そんな幻の美術作品とも言える御神渡りを、富士五湖の一つ、山中湖で撮影することができました。せり出すように折り重なる氷群、鋒のように輝き伸びる氷やバランス良く立つ氷の板は、重力を忘れ飛び出すかのような存在感を示しています。厚い氷を持ち上げるほどの自然の力と、その奥に鎮座する富士の独自の力が重なり発せられるエネルギーを感じていただけると思います。

荒ぶる神々のパワーが困難を打破することを期待します被写体や撮影者が強いパワーを持っていると写真にも強い気(一種の生命エネルギー)が注入され、その写真を飾り眺めることで気力や体力が充実していく(=写真力)といわれます。この写真は、山中湖が起こした奇跡と霊峰富士を重ねて写した貴重なカットですが、撮影場所に私のほか数名の観光客しか見当たらなかったことが不思議で、その事実を伝えたい気持ちから撮影できたのだと思います。大変縁起の良いこの写真を飾り眺めていただくことで、皆様により良い事が起こり、心の糧としていただけるよう願っています。